密室殺人事件の解決編。
不自然なコーヒーカップの受け皿は、元々二人分あったケーキを一人分に見せるため。
コーヒーが注がれていた植木は、同じく1人分に見せるために中身を流してペン入れに見立てるため。
そして隠し切れなかったフォークを持っていた染井さんが罪を被ろうとするが、アリバイを指摘されます。
真犯人は久住さんで、犯行後に投身自殺。
染井さんは、久住さんが自殺の直前にかけた電話と、その後かかってきた小五郎からの電話でこの偽装工作を思いついたとのこと。
染井さんがずぶ濡れだったのは、転落した久住さんの遺体を抱えてトランクに寝かせたため。
今回はいつになく悲しい事件でしたね・・・
コナンたちが現場に訪れる前とはいえ、犯人が、それも面識のある人物が自殺してしまったわけですから少なからずショックを受けている様子。
犯人の自殺といえば、月影島の事件を思い出しますが、今回は防ぎようがなかったとは言え悔やまれますし、久住さんの遺体を前に、何もかも失った染井さんのことを思うと心苦しくもなります。
ただ、今回の事件のようにそれぞれの登場人物の気持ちが深く描かれた作品は、読者を引き込み、ただ淡々と読むのではなく、人物一人一人の気持ちに立てるので話自体に愛着がわきますね。
次週は青山先生が取材のため休載。
これは、休載明けに期待しても良いんでしょうかね?